ハチナイに思う事
こんばんは。何となく思い付きでこんな記事を書くに至りました。
まずいくつか注意を。この記事は自分が勝手に書いているものですので、何かの責任は負いません。しりませんそんなもの。
後は、これに対して自分にコメントをぶつけられても困ります。共感したにしても反論したいにしても独自で発信してください。そんなものぶつけられてもめんどくさいだけです。
じゃ、適当に書いていきます。
■ハチナイとの出会い
ハチナイをやり始めたのは去年の7月くらい。
延期に延期を重ねた問題作として話題になっていた所で、何となく一回入れてみたのが始まり。
その時は「一回やってみて、引きが微妙ならアンインストールする」位の気持ち。
で、引いたのがこんな面々。
人権と言われる机に、当時レフトとしては唯一のSSRであるお好み焼き柊。
神引きとまでは言えないものの、良い引きをします。
で、それ以外にもSRを大量に引いたことによって好発進。
最初は手探りながら楽しく進めていきました。
■歯車が狂っていく
そんな訳で、滑り出しは順調でした。
この手のガチャゲーは嫌いといって良いレベルだったのですが、かなりの愛着を持ってやっていたのをよく覚えています。
そして、ランキングマッチにも参加し、アンケートにも答えてという感じで進んでいきます。
ところが歯車が狂いました。まずはセサ原イベ。
細かな事は書きません。糞イベといって良いレベルのイベントをぶち込まれ、最終的にはEXステージを設けて対応。ここまではまだよかったと思います。
しかし、その後目玉であるイベント「ランキングマッチ」の挑戦権をガチャにつけて売り出し、スタートダッシュガチャでは、
「今まではSSRで覚醒素材もいらなかったはずのおこづかい交換にSR状態で選手を追加」し、覚醒の手間と、SR覚醒選手につく星が付く仕様にする。
段々と自分の中で「あれ?」となっていきました。
■改善される気配のないランキングマッチ、イベント
そして、時が経ちました。それからランキングマッチは一向に改善せず、「違うタイプの間違いを犯しづつける」という、1歩進んで1歩さがるという動きを繰り返し、
イベントでも「時間が途方もなくかかるGWイベント」を開催。
以前のランキングマッチで指摘された問題点をそのままはらんだイベントでした。
このあたりでは自分のやる気が大分低下。育成も適当になっていきます。
■唯一信じられたシナリオの「違和感」
それでも自分が続けていたのは、ある程度課金したから、戦力的にはまあまああるからという事以上に、「シナリオが優れているから」というのがありました。
自分は基本的に「シナリオ」と「キャラクター」が優れていれば、他に対しては多少情状酌量するところがあり、シナリオが優れている限りは追えると思っていました。
しかし、期待したシナリオもそこまでの物が出てきません。
勿論、自分の目が異常に超えてきていた事や、同時期に「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」で、素晴らしいシナリオが展開されていた、という事情もあります。
単体で見れば「酷い」というものではなかったとは思います。
ただ、ゲーム性やイベントに対して期待感の持てなくなった今、モチベーションを支える為にはもっと優れたシナリオが必要で、そこには届いていませんでした。
■一周年を前にして思う事
そして、一周年です。
スマフォゲーなんて一年持たない作品も多い中一年持ったから凄い。
純粋に見ればそうでしょう。
しかし、「ハチナイ」はそんな作品なのでしょうか?
軽く調べれば分かりますが、この作品はアカツキ単体が作っているものではありません。バックに角川が付いています。
つまり、資金力は相当余裕があるし、宣伝もバンバン打てる、という土壌があるわけです。
それを踏まえて、今のハチナイはどうでしょうか。一周年を迎えて「お祝い」出来る状況でしょうか。
ランキングマッチの参加者を見れば分かります。ハチナイがどれくらいの人気を持ったアプリなのか。その辺の適当なソーシャルゲームならこれで十分でしょう。ガチャで適当に稼いで、数年で終わり。でも、ハチナイはそういうコンテンツでは無いはずなんです。なのに、現状は「そのへんの良く分からないゲームアプリ」と同じレベルになっている。何故なのか。
■運営にぶれない「軸」がない
先日追加された「おいしいものクラブ」のシナリオを読んだとき「構造としては問題がないのに、あんまりぐっとはこない」という感想を抱きました。
それに関して何故なのかずっと悩んで、出した結論は「キャラクターに踏み込んでいないから」でした。
この作品はイベントごとにキャラクターの体験が違うパラレルワールドです。別にそれ自体は問題が無いのですが、それぞれのシナリオを別の人が書いているからなのか、キャラクターを統一させるのに苦労する踏み込んだ話はしない、という書き方に終始しているようなきがしてならないのです。
この傾向は少し前の有原・椎名イベントでも見られました。踏み込んでいない。具体的で無い、だから共感しづらい。そういう話になってしまっている。それも一人の人間が最後にアレンジを加えて統括すればいいのですが、それがない。だから、どうしてもふんわりした話になってしまう。
そんなシナリオ同様、「ハチナイ」は運営に「これだけは譲れない」みたいな芯が無いような、そんな気がしてならないのです。意見をよく聞くのは良いのですが、「ここをこうしたらいい」という話を全部採用して、おかしくなる。意見を聞きすぎてフォームがぐちゃぐちゃになってしまった期待の若手みたいな、そんな感じ。
■「良いものを作る」を念頭においてほしい
色々書きました。脈絡もクソも無いと思います。だから、最後に結論を。運営には是非「良いものを作る」という意識を持っていただきたい。
ガチャのやり方などを見ると「いかに金を巻き上げるか」という点にしか意識がいっていないように見えるのです。実際そこは意識しているのでしょう。勿論、慈善事業では無いので重要でしょう。
しかし、良いものを作らなければ人は離れていきます。自分だってシナリオが素晴らしいといえるものであれば愛着を持てると思います。まずは作品に対して愛着を持ってもらい、そこからガチャを回してもらうフェーズになるのではないでしょうか。
面倒なだけのデレスト、時間ばかりが掛かるイベント、疲れるだけで累積もろくなものが手に入らないランキングマッチ。読むのも面倒な長文による勝ち抜きマッチの仕様変更。
これらを本当に「良いもの」だと思っているのでしょうか。そんな事は考えても居ないのでしょうか。考えていないのであれば是非考えてほしい。宣伝や集金が重要でないとは言いません。しかしどんなに優れた広告を打ってもゴミに大金を払う人は居ません。まずは売るものが優れている事が大事。この事をもう一度よく考えて欲しいです。
■今後の展開
最後に少しだけ。恐らく「ハチナイ」は角川が「作品を自分が流行らせる」という奢った態度で進んでいるでしょうから、きっとアニメ化もするのでしょう。
それで人気を出して売れるという道筋をたてているかもしれません(そんな事は誰も考えていなかったら良いですけど)。
もし、そうだとしたら、この作品をアニメ化して、一気にブレイクするのは相当難しいとだけ忠告しておきます。
主人公に主体性が余り無い作品なので、「艦これ」の提督に近い扱いの難しさがあります。出してもめんどくさい、出さなくてもめんどくさいというジレンマを最初に抱えています。
加えて、今のストーリーだと、今までの微妙な評判を払しょくするのは難しいと思います。「まあよかったね」程度のアニメのアプリを入れて、今の出来だと、すぐに離れる、そんな流れになってしまう。
だから、それを覆すほどのアニメにするか、アプリが素晴らしいものになるかが必要だと思います。アニメ化でしかけるつもりならその辺りに注意、という事で。